ウマ娘プリティーダービーのスピンオフ作品である「ウマ娘 シンデレラグレイ」
本記事ではオグリキャップを愛してやまない筆者が、【ウマ娘 シンデレラグレイ 第3R:信じて良いかも】の作中の元ネタや小ネタを徹底的に解説します。

本記事のライター

目次
第3話の新馬戦の登場人物と元ネタを解説


オグリキャップの新馬戦は1987年5月19日。笠松競馬第1Rの新馬戦で距離800mで出走馬が10頭でした。
本項目ではレースに登場したウマ娘のうち、第3話に登場したウマ娘の解説をしていきます。

【3枠3番】サウスヒロイン(元ネタ:ノースヒーロー)

3枠3番で出走したサウスヒロイン。元ネタとなった馬はノースヒーローです。
ノース(北)ヒーロー(男)からサウス(南)ヒロイン(女)に反転していますね。
ノースヒーローはオグリキャップとは4回対戦し、ベルノライトの元ネタであるツインビーとも対戦経験がある馬です。
生涯レース数は驚異の91戦。調教が激しめではないとはいえ、ここまで走りきったのは凄いですね。

ノースヒーローの情報 | |
戦績 | 91戦12勝(12-20-14-45) |
このレース時の人気 | 7番人気 |
このレースの着順 | 3着(2着と5馬身差) |
【4枠4番】ベーテシュガー(元ネタ:ベンテンシヤトー)

5枠4番で出走したベーテシュガー。元ネタとなった馬はベンテンシヤトーです。
シヤトー→シャトー→サトー(砂糖)→シュガーに変化した感じですね。
ベンテンシヤトーはオグリキャップとは1度しか対戦経験がありませんが、ベルノライトの元ネタであるツインビートは何度か対戦しているようです。
生涯レース数は84戦9勝です。

ベンテンシヤトーの情報 | |
戦績 | 84戦9勝(9-10-12-53) |
このレース時の人気 | 10番人気 |
このレースの着順 | 5着(4着と2,1/2馬身差) |
【6枠6番】ウォークダンサー(元ネタ:リードウオーク)

6枠6番5番人気で出走したウォークダンサー。元ネタは笠松競馬の競走馬リードウオークです。
ちなみに14戦目でベルノライトの元ネタでもあるツインビーに敗北しています。

リードウオークの情報 | |
戦績 | 38戦0勝 |
このレース時の人気 | 5番人気 |
このレースの着順 | 10着(9着と1,1/2馬身差) |
【7枠8番】セカイトーハー(元ネタ:ニッポンセイハー)

7枠8番で出走したセカイトーハー。元ネタとなった馬はニッポンセイハーです。
シンデレラグレイでは日本制覇から世界踏破にパワーアップ?して登場。
オグリキャップとは2回対戦。いずれも4着で敗北しています。
生涯レース出走数は驚異の96戦の競走馬です。

ニッポンセイハーの情報 | |
戦績 | 96戦5勝(5-9-10-72) |
このレース時の人気 | 7番人気(ノースヒーローと同人気) |
このレースの着順 | 4着(5着と3/4馬身差) |
【8枠9番】ジョイメーカー(元ネタ:フェートジヨイ)

8枠9番6番人気で出走したジョイメーカー。元ネタは笠松競馬の競走馬フエートジヨイです。
名前の由来は前回記事で紹介したオーカンメーカーと同じくフエートジヨイの「ジヨイ(表記はジヨイだが発音はジョイ)」と父の名であるフェートメーカーの「メーカー」を組み合わせたものです。
オグリキャップとは3度対戦している馬です。
フエートジヨイの情報 | |
戦績 | 68戦7勝(7-8-5-48) |
このレース時の人気 | 4番人気 |
このレースの着順 | 6着(5着と1,1/2馬身差) |
【8枠10番】ロイヤルチェリー(元ネタ:チエリーロード)

8枠10番9番人気で出走したロイヤルチェリー。元ネタは笠松競馬の競走馬チエリーロードです。
ロイヤルチェリーは、元の名前である統治者などを意味する(Load)を、似たような意味を持つ王族などを意味するロイヤル(royal )に変えた名前です。
オグリキャップとは2度対戦しています。
チエリーロードの情報 | |
戦績 | 14戦1勝(1-2-1-10) |
このレース時の人気 | 9番人気 |
このレースの着順 | 9着(8着と2,1/2馬身差) |
小ネタ解説
オグリの脚の違和感



実はこのシーンの時、史実のオグリキャップは蹄叉腐乱を発症していました。
蹄叉腐乱とは
蹄底の下面にある蹄叉の凹部につまった汚物が原因で蹄叉角質が腐食し悪臭を放つ病気です。重症化すると疼痛 が生じて跛行を呈することもあります。

この蹄叉腐乱が発症していた時期はデビューしてから4戦目までの期間。その間ずっとオグリはこの痛みと戦っていました。



シンデレラグレイでは、蹄叉腐乱ではなくボロボロの靴を履いて挑んでいたというエピソードになっていますね。
